ヲタク下僕ですから。

 分かりましたよヲタク出番ですね頑張りますよ!ってことでヲタクは宣伝しまくろうと思います人間失格。稲垣先輩も渋谷で見たらしいよ!皆も見るといいよ!つか渋谷のスクランブル交差点を歩きながらとまたんに感想を言おうと電話してくれるごろーちゃんを想像したら可愛すぎてもだもだしました。ああもう本当にいい先輩ばっかりだよ!!!
 ネタバレ云々いう映画でもないですし、そもそもネタバレ多分してないですし、宣伝のためのエントリに近いので隠しません。


 しかし見れば見るほどどう表現していいか分からない映画です。どう勧めたらいいかわかんない。とまたんの言うようにその時の精神状態でも違うし見た回数によっても感じ方が違うだろうし見るほど深くなるしそこで理解出きるようになるかと言うとそうでもなく、ますますわかんなくもなったりする。多分これ年齢が若くなればなるほどわかんない、ってなりがち*1だと思うんですが、きっと年月経て見直すとまた違った感情が生まれてくるんじゃないかなぁと思った作品です。なんていうのかな、時代に流されないというか、多分これ年月経っても色褪せないと思う。というかそう感じました。そう思った途端にとまたんなんて映画に出たんだよ…!とちょっと震えそうになりました。大袈裟だよねうんだってヲタクだもん。世間の評価はどうなのか分からないけれど、良質の映画なのではないかと思います。まぁ好みかどうか聞かれるとちょっと即答は出来ないけれど(笑)


 で、何が凄いって、私葉蔵さんのような人間が一番苦手なんですよね実際。全てにおいて受身で基本的に死んだ目をしてる自分じゃ何も出来ないしやらない美形さん。葉蔵さんはその点においてとまたんと全然違うと思ってますが*2、でもなんかあれに出てくる女性陣*3の気持ちが分からんでもなくなってしまうのです。おまえそれ単にとま担だからだろとか言われそうですが、まぁそれもあるかも知れませんが、なんだかほっとけない葉蔵さんについ手を差し伸べてしまう気持ちがすんごい分かってしまってちょっとびっくりしたのです。最初は見ながらいやいやこのとまたんは私の好みじゃねぇえええええ!と叫びたい気持ちでいっぱいだったんですが、段々堕ちていく葉蔵さん見ながら出てくる女性陣に共感してしまってる自分にびっくりっつーか。
 ちなみにあの中で一番好きなのは清子女史*4ですまぁ分かりやすいよね(笑)
 そしてこの点をすごく評価したいのが食事のシーン。監督は自分は倒錯してるんだよと語っておりましたが、あれが寧ろ想像を掻き立てて凄いな!と思ってしまうあたり私も倒錯してますかね監督(笑)いろんな意味であれはいろいろ考えることが出来て面白かった。いや、要するに食欲=性欲だと思って見るとすんごい面白い。 
 


 見る前はなんで堕天使なんだろうなぁと不思議に思っていましたが、見たら本当に納得しました。あれは天使であり天使ではなくなってしまったものです。天使だから皆に愛されて愛されたが故に堕ちていった、みたいな天使。とまたんは天使!(もういい)さらにごーきゅんももれなく天使なのでダブルエンジェルが見たい方は映画館へ行くといい。


 ここまで書いておいて何ですが、未だに原作読んでません。いや、読もうとはしたんですが好みの文体じゃなくてどうも脱落してしまってイカンです太宰さんごめんなさい。でもまぁまずは映画にガツガツしてからでも遅くは無い気もするのでそこはまぁマイペースに行こうと思います。次の予定は地元に着てから母親連れて行く時、かなー。とまたん見に福岡行きます!って母親に行ったら「いちごろちゃんだけずるい!おかーさんもとーま見たい!」って言われました。つかママン別にとまたん贔屓じゃなかったじゃないかやまぴー派だったじゃないかwww 
 ひとまずここまで。これ宣伝になってんのかなぁ…。

*1:監督は理解して欲しいとか何かを読みとって欲しいとかは言ってないと思うけども。

*2:私はとまたんを造形的に美形だとはあんまり思って無いです。かわいこちゃんだとは思ってますが(…。)

*3:に限らず男性陣も。これに関してはちょっと書きたい。葉ちゃんは女に好かれたというより人間に好かれた、だと思うので。ただこの感想全年齢向けじゃないんだよなぁ…。性的な意味で。

*4:関係ないですがこないだこれ見た直後に左目のコメディさとみ嬢を見てそのギャップに「ちょ、さとみちゃんwww」ってなりました(笑)