ハウルの動く城

 見てきました。休日に木村氏スキーの先輩二人に誘われまして。さすがに休日で、日頃閑散としている我が町の映画館もさすがに満席。
 で、感想です。


 全体的に見ると、かなり好みでした。もう随所にラピュタがあるの。飛行船だったり、石から光線出てみたり、ヒロインが髪切ったり、泣き方もモロ宮崎アニメのヒロインだし。城の映像だとか動きだとか、部屋の内装だとか、好みの映像が沢山詰まっててそこは大満足。
 私の中でラピュタに次ぐ宮崎アニメになりそうな予感。
 ただ、肝心のストーリーがちょっと良く分からなかった。いろんなものを2時間に詰め込みすぎた感があります。消化不良というか。前半は良かったんだけど、後半が「え?もしかしてコレで終わり?」って終わり方。ちょっと簡単すぎやしませんか!「戦争やめましょう」で終わるくらいなら最初っからすんなっつー話です。
 木村氏の声はちゃんとハウルで素敵です。最初ハウルが出てきて数分経って「ああそういや木村氏だったよね」という感じ。たまーに木村氏っぽい声になるんだけども、許容範囲というか、宮崎監督だって「木村拓哉」の声が欲しかったわけだから寧ろいいんじゃないでしょうか。でないと木村氏を使う意味が無い。つーか、ハウル可愛いんだよね…(笑)
 ソフィーちゃんも、初めは「中身が少女とはいえ外見がおばーちゃんっつーのはなぁ…」と思ってましたがちゃんと可愛い。そしてカッコいい。私宮崎アニメの戦うヒロイン*1が大好きなものですから、ソフィーちゃんは大分好みです。他ではマルクルカルシファー可愛かったですね。マルクルは声が神木君で、カルちゃんは我集院さん。双方とも非常にキャラにあってましたしね。キャラクターでイチオシはカルシファーかな。
 そう考えると、この映画、ストーリーよりもキャラクターが魅力的なのかな、と思います。マダムサリマンはちょいとアレですが、三輪さん演じる荒地の魔女も、案山子のカブも、わんこ(名前忘れました)もすんごい魅力的。
 荒地の魔女に接する時のソフィーがたまらなく愛しかったです。敵対していた筈の魔女にエールを送ってみたり、力が無くなった魔女を養ってみたり、結局我侭な魔女に「お願い」とあくまでも優しく接するとことか、ちょっとわが身を振り替えって恥ずかしくなりました。
 母親が見たいと言っていたのでもう一回くらい見るかも。というか見たいです。あの映像美をもう一度映画館で。  

 で、帰りに原作本を買ってきたので今から読みます。

*1:一番好みなのは生田氏と同じくシータです。